4.3. 接辞の付加による発音の変化
音節末の子音の発音に注意が必要であることはすでに学習しましたが,語末に子音を持つ語(基)に-an,-iといった母音で始まる接尾辞が付加されると語末の音は接辞の母音と結びつき通常の子音+母音の発音となります。また,meng-,peng-といった子音で終わる接頭辞が母音で始まる語(基)に付加された場合も同様に,接辞の子音とそれが付加された語の母音が結びつきます。例えば,air(水)に接辞peng-anが付加されたpengairan(灌漑)の音節はpe-nga-i-ranとなります。ただし語基の部分を強調したい場合,意図的に接辞と語基を分けて発音することもあります。前項のng+母音の発音にも注意しましょう。
(文中、太字の部分は下で音声を聞くことができます。)
また,語基がkで終わるものに接尾辞-kanを付加した語と-anを付加した語の違いにも注意しましょう。例えば,masuk(入る)に -an、-kanを付加すると,masukan(意見)およびmasukkan(~を入れる)となります。ここで注意しなければならないのは,kの発音です。masukanは,ma-su-kanと発音し,masukkanはma-suk-kanと発音します。masukkanではkが2つ続くため閉鎖時間(無音区間)がより長くなります。混乱しやすいので,なるべくはっきりと発音しましょう。
(文中、太字の部分は下で音声を聞くことができます。)
練習 モデルに合わせて発音しましょう。
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